津谷祐司 公式サイト

恵比寿なう


週末はスカッシュコートで雄叫びを

2019/02/15

 
 
小さい子どもが3人いると運動の習慣化にも苦労するが、今は何とかスカッシュとゴルフ練習を続けている。
 
スカッシュを始めたのは2年前。サンフランから帰国した際、子ども達が向うで親しんだバスケを続けたがり近所で施設を探したが見当たらない。困っていたら、外国人夫を持つママ友が「うちが通ってるジムでできるよ」と教えてくれ、家族で入会。外国人向けのジムだった。土曜の午後、子ども達はバスケクラス、僕と東はスカッシュコートで球を打ち合うことに。
 
通い始めのある日、プレイしていると、隣のコートから「Woooo!Nooooo!」と悲痛な叫びが聞こえてきた。飛んで行くとアメリカ人4人のグループ。若い1人が熱いタイプらしく、ミスのたび、拳を握り雄叫びを上げる。コートのコンクリ壁にワンワン響くが、お構いなしだ。他のメンバーも苦笑している。以来、挨拶し合う仲になったが、咆哮は収まらず度々ドキリとさせられる。いつか叫び返してやるつもりだ。
 
ゴルフは家の近所にあるインドア練習場へ。看板に出ていた、スクリーンへ打ち込む形のシミュレータの写真が面白そうで門を叩いた。幸いキッズコースもあり、関心の薄い子ども達を説得し家族5人で入会した。子どもだけを家に置いてくとロクな事にならないから。日曜の夕方、家族で通いだしたが、ある日コーチと事件が。
 
レッスンコーチは10名ほど所属していて、皆さんプロ免許保持者。過去にツアープロを目指しフロリダで修行していたなどの強者揃いだ。ある若いコーチが、「でもツアーで食えるのはホンの一握り。彼らの才能はハンパない。身体からして違うんです。ラウンドでそれを目の当たりにし、多くはツアーを諦め、他の商売かコーチ業に鞍替えする。僕もそうです」と寂しそう。30才になったばかりと言う。夢が叶いそうもない現実を悟ったとき、割切るのは辛い。小さい頃から努力していれば尚更だ。
 
そのコーチが、うちの長男と口論になった。長男が遊び半分でクラブを振るのが気に入らなかったらしい。長男が言うには、「もっと真剣にやれ」と本気で怒鳴られたので「遊びで何が悪い」と言い返し「出ていけ」と言われ出てったそうだ。
 
それがきっかけで子ども達は来なくなってしまった。今は大人だけで続けているが、家に帰ると、3人で大音量ゲーム三昧お菓子食べ放題か、兄弟喧嘩、泣き叫び散らかし放題になっている。子どもと熱過ぎスポーツマンの組合せには気をつけよう。

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