津谷祐司 公式サイト

サンフランシスコなう


米国最大のパワースポット セドナ

2014/10/18
 

141018_なうセドナ
去年の夏の話だが、米国最大のパワースポット、アリゾナ州セドナに、家族で一週間滞在した。

場所は、グランドキャニオンの南。サンフランからは、飛行機で2時間、フェニックス空港で降り、さらにレンタカーで2時間走ってようやくたどり着く。一面赤岩の山岳地帯だ。

パワースポットと呼ばれる由来は、ふたつある。

ひとつは、古来、ネイティブアメリカンが「聖なる大地」と崇めた土地であったこと。この地に900年ほど前から棲んでいたハバスパイ族は、先祖からのエネルギーや波動を受け取れると考えられていたそうで、この地に立つこと自体、重要な儀式であった。

もう一つは、1970年代、「ボルテックスvortexの街」とされたこと。ボルテックスとは、地球のエネルギーが渦巻き状に噴出している場所のことで、セドナには10ヵ所あるといわれる。その正体は強い電磁気ともいわれるが、実際には良く分かっておらず、科学的証明がされているわけではない。

ボルテックスとして脚光を浴びて以来、世界中から、スピリチュアルを信じる人々、ヒッピー、芸術家たちが大挙し、1万人以上が住み着いた。観光客としても年間300万人が訪れる超人気スポットだ。

実は、このボルテックス、元々は、ある霊能者?が言い出したことだというから、客寄せのファンタジーなのだろう。しかし、確かに景観は壮絶で、強いエネルギー放出があるかも、と納得させるパワーがある。

澄み切った青空、地平線まで続く赤い岩山の大地。深く刻まれた河川跡。その景観は、数億年の地球の歴史を想像させ、都会での小さな悩みなど吹っ飛ばしてくれる。夕暮れ時、岩山の頂に座り、地表をゆっくり移動する雲影を眺めていると、陶然とし、スピリチャルな気分にひたれるから不思議だ。

ちなみに、ディズニーランドのローラーコースター「ビッグサンダー・マウンテン」は、このセドナにあるサンダーマウンテンがモデルである。(Y)
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