津谷祐司 公式サイト

クリエイティブ起業のすすめ


Facebook本社を訪問。AIとVRについて意見交換

2016/08/15

 

Facebookを訪問。AIやVRなどハイテックの将来像について意見交換

目下、AIやVRでの事業展開を考えている。シリコンバレーのメンロパーク市にあるFacebook本社を訪問し、関連部門の担当者と話してきた。
 
 

キャンパスと呼ばれる爽やかな風が吹く構内

構内に入ったのは初めてだが、 噂に違わぬ光景が広がっていた。まず、ビルの前に停められた共用自転車が目に付いた。ロビーで受付を済ませて広大な敷地内に入ると、青や黄色のアクセントが効いた低層ビルがコの字に10棟ほど並んでいた。ビルに囲まれた広大な中庭は、ディズニーランドの庭園デザイナーが設計したそうだ。
 



 

中庭では木々の間を爽やかな風が流れていた。コーヒーカップを片手に、若い社員たちが議論をしながら歩いていた。Facebook社員の平均年齢は20代後半だそうだ。中庭にはキッチン棟が3つあり、カフェテリア方式でさまざまな食べ物が選べる。飲食は無料。昼食はそこで牛ほほ肉のローストをごちそうになった。
 


日本でIT企業というと、六本木ヒルズや渋谷ヒカリエなど高層ビルで社員のガシガシ働く姿がイメージされるが、サンノゼエリアではこういった低層と緑の多い大学キャンパス風のつくりが流行りだ。のびのびと画期的な発想が溢れ出てきそうで、うらやましい。日本でやるなら、たまプラーザか中央林間あたりが最適だろうが、人が来ないだろうなあ。
 
毎週金曜日に、中庭の野外ステージに社長のザッカーバーグが現れ、タウンミーティングが開かれる。社員たちから投げかけられる事業方針や就業ルールなどへの質問に、ザッカーバーグが直接答える。いわば昔ながらの“村の集会”だ。IT企業といえども人間の集団であり、グループウエアでの情報交換だけでは不十分で、円滑な運営にはリアルな対話が欠かせないということだ。
 
 

恐るべきは10年で1万人のスピード。英語圏は日本語の14倍、非言語で勝負すべきか?

しかし、実際この環境に身を置いてみると、10年で社員1万人というスピード感に改めて驚嘆する。Facebook社が本格的な企業買収を始めたのは創業5年目だが、以降57社を傘下に収め、拡大していったという。
 
このスピード成長の大きな要因の一つは、英語市場の大きさだ。日本語市場は1.2億人だが、英語圏は第一言語で日本語の3倍、第二言語まで含めると14倍の規模を持つ。英語圏なら同じ努力でITサービスを作ったとしたら、収益が3倍、14倍になって跳ね返ってくる。次の成長企業を買い取る資金がゲットできて当然とも言えるだろう。
 
では日本企業はどうすべきか? かつて、テレビや車など、言語を問わないモノ商品で世界を席巻した日本企業。コンテンツやITサービスには言語が付きまとうが、コンソールゲームやポケモンGOなど、極力言語を排したものも多い。非言語コンテンツの方向で勝負するべきか?(Y)

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