シリコンバレーで学ぶ③ ボルテージUSA、悪戦苦闘の4年
2016/05/20
##column
◆シリコンバレーの起業家の6割は移民。移民の活力が国力を伸ばしている
インテル、イーベイ、ペイパル、ヤフー、グーグル、サンマイクロシステムズ(現オラクル)、NVIDIA、Juniper Networks、インスタグラム――これらベイエリアに本社を構える有名企業に共通することが一点ある。創業者(若しくは共同創業者)が、外国生まれの移民一世なのだ。
シリコンバレーのハイテク従事者の64%は、外国生まれの移民一世である。特にインド、台湾、イスラエルからの移民が多いようだ。
アプリの世界では、一旗あげたい全世界のアントレプレナーがシリコンバレーに結集し、しのぎを削っている。この圧倒的な多様性と試行錯誤から、次々に新しいもの=イノベーションが生み出されているのだ。我が国も、シリコンバレーの起業家を育み育てる生態系を参考としながら、本気で日本独自のマネジメント手法、起業文化を確立すべきタイミングが到来したと考えている。
構成/菊池徳行・馬島利花(ハイキックス)